こより記

圧倒的雑多。

電車で財布を落とした話(戻ってきた!)

 題名の通りだが、電車で財布を落とした(忘れた)。カバンの中に入れていたが降りるタイミングで落としたらしい。

 落としたこと自体にはすぐに気づいたので「急いで戻れ!」と振り返ったものの既に扉は閉まっており、電車は間もなく次の駅へと向け走り出した。

 しまった……。現金こそ全然入っていないが学生証や保険証が……。

 

 急いで駅員に申し出ると駅長室へと案内された。

 そこで私が聞かれたことは以下の通りである。

 

①落し物の特徴

 一番大事なこと。財布の色や形、中身についてなるべく詳しくお話しした。

 

②乗っていた電車と座っていた位置

 他の駅と連携するためだろう。これがわかっていれば探しやすい。

 

③名前と連絡先

 

 ここまで聞くと駅長さんは「では手配しておきます」と。とりあえず家に帰って連絡待ち(モバイルSuicaバンザイ!)。

 

 スマホいじりつつゴロゴロしていると電話がかかってきた。

「もしもし、お忘れの財布ですが、○○駅で保管しているとのことです」

「本当ですか!」

「現金が入っていますので、こちらに取り寄せることができません。ご自身で○○駅まで向かってもらうことになるのですが、今日行かれますか?」

「はい、今から向かいます!」

 財布は見つかったし、中身もなんとか無事らしい。身分を証明できるものが全て財布の中にあるということで、電話番号で確認するとのこと。

 財布が保管されている駅は家から電車で1時間ほどのところ。1600円と痛い出費だが、諸々の再発行とかを考えると全然安い。

 

 件の駅に到着しこれまた駅長室へ行き「落し物の受け取りなんですけど」と一言。落としたものと名前を言うと……出てきた! 私の財布!

 電話番号と中の学生証で本人確認をし、受け取りのサインを書いて、一件落着。

 

 落とした財布がそっくりそのまま返ってきた。日本はとんでもない国だ。